ホテルチェックインの手順
現地のホテルに到着したら、まずは受付でチェックインを済ませましょう。ツアー旅行の場合は、ホテルのチェックインも添乗員やスタッフがしてくれますが、個人旅行の場合は自分でしなくてはいけません。また、時間によっては連絡がないと予約が取り消される場合があるので、チェックインする時間帯にも注意しましょう。
1 フロントに自分の名前を告げる
フロントの「RECEPTION」で自分の氏名を告げましょう。「Check in, Please」と言い、受付をします。身分確認のためにパスポートの提示が求められる場合があるので、あらかじめパスポートの準備もしておきましょう。
2 宿泊カードに必要事項を記入
フロントから宿泊カードを手渡されるので、氏名や住所などの必要事項を記入しましょう。国籍は「NATIONALITY」、出発日は「DEPARTURE DATE」到着日は「ARRIVAL DATE」です。
3 支払い方法の確認
宿泊代の支払い方法を、現金もしくはカードのどちらで払うかと尋ねられるので答えましょう。この時、支払い方法確認のためにクレジットカードの提示が求められます。
4 チェックイン完了
最後にルームキーを手渡されてチェックインは完了です。宿泊先が中級以上のホテルの場合、ベルボーイが荷物を運んでくれるサービスをしてくれます。旅行先がチップの習慣がある国で、このようなサービスを受けた場合は忘れずにチップを払いましょう。
アーリーチェックインを活用しよう
通常、チェックインは午後2時か3時以降でないと受付することができません。しかしアーリーチェックインをすることで、時間を気にせずにチェックインをすることができます。アーリーチェックインとは、現地のホテルについてすぐに予約した部屋に入室できるシステムのことです。
基本的にアーリーチェックインをする場合、1泊余分に宿泊料金がかかりますがツアーによっては無料で利用することができる場合があります。午前中に現地に到着する日程の場合や、同伴者に子どもや高齢の方がいる場合におすすめです。
お部屋のチェックポイント
ホテルの部屋に入ったら、まず初めに設備などのチェックをしましょう。設備などに不備がある場合は、なるべく早めに伝えましょう。早めにクレームを伝えることで、その後スムーズに対応してもらえます。時間が経ってからクレームすると、対応してもらいにくくなる場合があります。
チェックポイント5つ
・部屋のタイプや眺めなどは予約していたものと同じかどうか
・ドアや窓はがたつきなくスムーズに開閉できるか、鍵をかけることができるか
・トイレやシャワーなど水回りの設備に問題はないか、お湯もきちんと出るか
・冷蔵庫などの電化製品は作動しているか
・タオルなどのアメニティグッズは必要数あるか
お部屋の設備・使い方
ホテルの部屋には様々な設備はあります。ここでは、設備とその使い方をいくつかご紹介します。
ドア
防犯上、基本的にドアには通常のロック以外にも、チェーンロックを常にかけるようにしましょう。カードキーの場合は、ベルボーイが初めに使い方の説明をするので実際に試してみましょう。また、カードキーが部屋全体の照明になっている場合も中にはあります。
ドアカード
ドアカードに書かれている「DO NOT DISTURB」は「邪魔しないでください」、「PLEASE MAKE UP」は「部屋をの掃除をお願いします」という意味です。状況に応じて外側のドアノブにかけておきましょう。
デスク
デスク上または引き出しの中には、ホテルのサービスや設備について書かれたガイドブックがあるので読んでおきましょう。他にもホテルオリジナルの絵はがきや便線が入っている場合があるので、家族や友人に手紙を書くのもアリ。
電話
ベルデスクやフロントに直接つながる内線番号が、電話付近にある備え付けのメモに記載されています。内線は無料ですが、外線は通話料金が高いので内線以外の電話はホテル外でするのがおすすめ。
貴重品ボックス
航空券や財布、パスポートなどの貴重品は貴重品ボックスに入れるようにしましょう。暗証番号式の場合は、きちんと作動するか一度確認しておくと安心です。鍵式の場合は、鍵を無くさないように注意が必要です。貴重品ボックスの鍵は小さく、無くした際の弁償金額は高額なのでしっかりと管理するようにしましょう。
冷蔵庫
冷蔵庫は電源プラグが切れている場合があります。その場合はプラグを差してから、冷蔵庫内部がきちんと保冷されるか確認しましょう。また、ホテルによっては冷蔵庫ではなくミニバーが備え付けられている場合があります。ミニバーは中に飲食物があらかじめ補充されていますが、有料ですので使った飲食物は忘れず伝票にチェックしましょう。ミニバーの飲食物を利用した場合、代金の精算はチェックアウト時になります。
バスルームの使い方
現地ホテルのバスルームは、日本と異なる点がいくつかあります。ここでは、海外で多くみられる固定式シャワーについて使い方やコツをご紹介します。
急な熱湯に注意!
シャワーは入る前に出してみて適温になるように調節しておきましょう。急に出すと、冷水もしくは熱湯が勢いよく体にかかってしまいます。一般的にお湯はH、水はCと表記されていますが、ヨーロッパではお湯がCで水がFの場合もあるので確認しておきましょう。
また入浴する際には、シャワーカーテンをバスタブの内側に入れるようにして閉めましょう。
固定式シャワーを上手く使用するコツ
日本では取り外し可能なハンドシャワーが一般的なので、海外の固定式シャワーは使いにくいかもしれません。特に子どもは水圧が強い固定式シャワーを嫌がる傾向があるので、リゾートなどで購入できる砂遊びセットの中のバケツや、洗面器代わりになるものを利用するのがおすすめ。これがあることによってかけ湯ができるようになるので、そのままシャワーを使用するよりも体が洗いやすくなります。